シャンピニオンエキスとは？効果は？副作用は？
シャンピニオンエキスは口臭体臭サプリに含有されていることが多い成分です。
シャンピニオンエキスに関しては平成21年の原澤製薬工業（株）などに景表法4条1項1号(4条2項適用)で景品表示法排除命令が出ています。
原澤製薬工業（株）は，「爽やかエチケット」と称する食品を一般消費者に販売するに当たり，平成12年10月ころから平成20年9月ころまでの間，当該商品の容器の前面において，
「Fresh Champignon」と記載の上，
「体の臭いも！お口の臭いも！トイレ爽やか」と，また，同社がインターネット上に開設したウェブサイトにおいて，
「体内で産生される臭いの基となるアンモニア、メチルメルカプタン、アミン類をマッシュルーム中の成分が酸化還元するメカニズムに基づいた腸内環境改善食品です。」と記載の上，
「口臭体臭改善食品」及び「シャンピニオンエキス配合の栄養補助食品で口臭・体臭・便臭に気をつけましょう。」と，
それぞれ記載することにより，あたかも，「爽やかエチケット」を摂取することにより，
「シャンピニオンエキス」と称する成分によって口臭，体臭及び便臭を消す効果が得られるかのように示す表示をしているが，
当委員会が原澤製薬工業（株）に対し，期限を定めて，前記表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたところ，
期限内に当該表示の裏付けとする資料を提出したが，
当該資料は，当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものであるとは認められないものであった。
上記以外にも数社が指摘を受けています。
現在のところ、「シャンピニオンエキス」の口臭，体臭及び便臭を消す効果は認められていないという結論のようです。。
ただ、難しいところで、体感として、口臭サプリや体臭サプリで効果を実感している方がいらっしゃるのも事実で（私も飲んでから自分の口臭を感じなくなったので。。）全く効果がないのかというと・・・というところがあります。。
副作用に関する情報はあまりウェブ上にも無かったのですが、オストメイトに対する消臭機能性食品「シュークリーン」（シャンピニオンエキス含有商品）の効果―アンケート調査による検討―というものがありました
要旨 オストメイトにおける臭気対策は未だ不十分で、それがストレスとなる場合も少なくない。そこで、直腸癌術後患者で、外来ケア中のストーマ保有者に消臭機能性食品「シュークリーン」を1日1回5錠毎夕食後に30日間連日の内服とし、その効果をアンケート調査により検討した。その結果、便臭について消臭効果が認められ内服による副作用もなかったことから、オストメイトにおける臭気対策にシャンピニオンエキスを有効成分とする消臭機能性食品「シュークリーン」は有用であることが示唆された。
まとめ シャンピニオンエキスを有効成分とする消臭機能性食品の内服は、副作用もなく、オストメイトにおける臭気対策に有用と考えられる。
ポリグルタミン酸（γ-PGA）とは？
ポリグルタミン酸（γ-PGA）に関して口臭に効果があるのかどうか？という文献などは無かったのですが、ライオンの下記の資料がありました。
上記には下記の記述があります。
保湿作用のあるγ-PGA（ポリグルタミン酸）に持続的に唾液分泌を促進する効果もあることを見出しました。
γ-PGA（ポリグルタミン酸）は、新たな切り口でドライマウスにアプローチできる成分として期待されています。
ポリグルタミン酸（γ-PGA）の概要についても説明がありますのでこちらも引用します。
γ-PGA（ポリグルタミン酸）は、納豆のネバネバ部分から抽出されたアミノ酸の一種で、食品添加物としてパンやケーキ、麺類などさまざまな用途に使用されています。
保水機能に優れ、天然の保湿因子を増加させるといわれています。また、カルシウムの吸収促進や唾液の分泌促進にも効果があり、唾液の分泌促進についてはライオンと（株）明治（旧明治製菓（株））が共同で特許を取得しています。
上記でわかるように、唾液の分泌促進効果があるというところまでは文献がありますが、口臭対策になるというものはない状態です。
ただ、唾液の分泌量が増えることが口臭対策につながるのでは・・？というところまで想像をすると、、というところですね。
ポリグルタミン酸（γ-PGA）が配合されている口臭サプリには、うる藍バリアやFrepure（フレピュア）などがあります
デオアタックとは？
デオアタック（DEOATAK）に関しては、高砂香料が登録商標を持つ成分です。
上記には下記の記述があります。
DEOATAKRは植物由来の高濃度ポリフェノール含有素材(基質)と、同じく植物由来のポリフェノール酸化酵素から構成される消臭素材です。
さらに、天然のポリフェノールが持つ消臭効果を天然の酵素の力で強化したものです。
DEOATAKRは一般の消臭剤では消臭が困難とされている含硫系の悪臭成分に対しても、優れた消臭効果を発揮します。
200ppmのメチルメルカプタンは、天然ポリフェノール(20mg)ではほとんど消臭できませんが、DEOATAKR(20mg)では10分で残存率がほぼ0%になることが確認されています。
また、酵素によりポリフェノールが活性化されているため、他の悪臭、例えば100ppmのアンモニアに対しても、天然ポリフェノール(20mg)がアンモニアの消臭までにかかる時間の半分でDEOATAKR(20mg)は消臭をすることが可能です。
また、株式会社高砂アロマスには下記のような図表があります。
窒素系悪臭のアンモニア（トイレ臭、タバコ臭）、トリメチルアミン（生ゴミ臭、ペット臭）、トリエチルアミンなどや、硫黄系悪臭の硫化水素（トイレ臭、口臭）、メチルメルカプタン（口臭、生ゴミ臭）に効果を発揮するようです。
また、上記ページにはDEOATAKに関する下記の記述もあります。
消臭が困難とされている含硫系の悪臭成分に対しても優れた消臭効果を発揮します。
アンモニア・トリメチルアミンのような含窒素系の悪臭成分、イソ吉草酸・イソ酪酸などの低級脂肪酸のみならず、今までに開発された消臭剤では困難とされていたメチルメルカプタン・硫化水素といった含硫系の悪臭成分に対しても優れた消臭効果を発揮します。
悪臭を完全にトラップします。
一度トラップされた悪臭成分は再放出されることはありません。
速やかに悪臭をキャッチします。
酵素の作用により急速にポリフェノールが活性化されるため、従来の天然消臭素材に比べてすばやく悪臭を捕捉し、消臭能力も群を抜いています。
水の存在で消臭を開始します。
